セレッソ大阪vs浦和レッズ 【観戦記】 [football]
ひさびさにJリーグを見に行ってきました。去年の快進撃から一転最下位にあえぐ我らがセレッソが、ホームの長居スタジアムに2位の浦和を迎えての一戦です。
この長居スタジアムは、我が家から自転車で10分の距離なので、かつてはかなり足繁く通ったことのあるスタジアムなのです(セレッソについてのエピソードはこちらを参照)。なので、この風景も何となく懐かしい気も。
セレッソサポ
対するレッズサポ
う~ん、やはりどう見てもレッズサポ優勢…。声の出も、統率の取れた歌声も見事なもんで、敵ながら天晴れです。
さて、すっかり日も沈み、いよいよキックオフです。そのセレッソですが、ここ2試合は1勝1分と復調の兆しが見えてきました。新加入の元日本代表・名波と、スペインより帰国・復帰した大久保の活躍で、強豪・浦和相手に何とか勝点ゲット(=最低でも引き分け)が今日の目標。
選手入場・整列
が、前半は終始浦和ペースで進みます。特に、新生日本代表にも選出されたFW田中達也と、W杯代表のMF三都主に右サイドを何度も破られてしまうセレッソ。ついには、その三都主と小野のワンツーで完全に崩されて失点します…。その後も、セレッソは浦和のシンプルなパス回しや積極的なフリーランニングに対応できず、どんどん追い込まれる一方。ただ、あと1~2点取られてもおかしくなかった展開を踏ん張り、前半は何とか0-1で折り返します。
逆転を信じて応援
後半、セレッソは森島に替えて、注目の名波を投入。名波が入ることで、中盤で溜めが作れるし、精度の高いパスが出せるしで、流れが変わるかも…と期待がふくらみます。しかし、その矢先に思わぬアクシデントが。
エースFW大久保が一発レッドカードで退場…
まるでW杯でのウェイン・ルーニーのような不可解な退場劇(笑)。実際のところは相手の背中に肘が当たっただけというのに、この判定はちょっと納得いきません。まぁ、むしろ彼のこれまで素行の悪さが呼んでしまった判定なのかもしれませんが(苦笑)。ていうか、大久保はプレースタイルといい気性といいまさに和製ルーニーといったおもむきですからね。激しいプレーは彼の良さでもあるし、彼のその有り余る闘志がチームを救ったことも何度もあるわけですが、それが今日に限ってこういう形で裏目に出ようとは。
その後、10人になったセレッソは名波を中心に立て直していきます。しかし、良い流れになってきたと思ったところで、浦和のコーナーキックから再び失点。敗色濃厚となってきましたが、諦めないセレッソはここから怒涛の攻めを見せます。そして、終了3分前に2年後の北京五輪を目指す代表チームにも選出されている若手のホープ藤本が鮮やかなミドルシュートを蹴りこんで一点差に迫ります。スタジアムも本日最高潮の盛り上がり、となりますが、残念ながら反撃もむなしくそのままスコア1-2で終了となりました。
選手のあいさつ
敗れはしましたが、これからJ1残留という目標に向け可能性を感じられる試合ではありました。鍵を握るのはやはり名波か。攻撃陣のタレントは豊富なので、名波の力で中盤が活性化されれば得点力は必ずアップするはず。あとは、今日も危ないシーンが度々あったDF陣ももう一度連携と集中力を高めて欲しいところ。イビツァ・オシムに倣って、頭を使い、リスクをかけるところはかけて、そして走りに走って、反攻へとつないでいかないと。
ベテラン名波の左足に期待!
セレッソはユース年代に有望選手を多数抱えていることもあり、あと1~2年すれば非常にバランスの取れた好チームへと変貌する可能性を秘めています。今年は何としてもJ1残留を果たし、夢の優勝へ向けての足がかりを築いていってもらいたいところですよ。
宴のあと
ということで、ひさびさの日本でのサッカー観戦でしたが、すっかり楽しめました。さすがにセルティック・パークのあの熱狂ぶりには敵いませんが、それでも日本のJリーグも捨てたものではないと再認識させられましたね。願わくばこの長居にももっと客が入るようになれば良いんだけど。
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