最近はまったこの3枚 [music]
ひさびさの更新です。でもって、ひさびさの音楽ネタということで、ここ数ヶ月の間にすっかり聴きこんでしまった以下の3枚をご紹介。
「全盛期のストーンズのよう」という触れ込みに流されて買ってみたら、まさに1970年代前半のストーンズそのまんまだったという作品(笑)。当時のストーンズのようにアメリカ南部っぽいブルースやカントリーのサウンドを前面に押し出していながら、それでいて決して単なるコピーや時代遅れの代物に成り下がっていないのは見事の一言。楽曲それぞれも非常に良く出来ていて、最初から最後まで一気に聴かせてくれます。
こちらはイギリスの新人バンド、ザ・フィーリングのデビューアルバム。いかにも今のイギリスで流行りそうなソフトなサウンドが特徴で、やっぱり本国でも売れてるらしい。特に必聴なのが、3曲目の「Fill My Little World」ですね。私は、正直これ一曲のために買いました(笑)。でも、後半にかけて他にも良い曲は多いです。全体としてはやや単調な一枚だけど、でもデビュー作にしては完成度もまずまずだと思います。にしても、昔はこういうアルバムは聴かなかったんだけどなぁ。
そして、こちらはベルセバこと、ベル・アンド・セバスチャンの最新作。このバンドにとってはグラスゴー出身というのは、むしろ枕詞のようなものかもしれませんね。独特のメランコリックながらもテンポの良い曲調は微妙に洒落ていて、いかにもグラスゴーの街の雰囲気のよう。グラスゴー云々を別にしても、この手のけだるい感じの音楽も元々好きなものでして、これもすっかりはまってしまいました。今回のこの3枚の中でも、実は最もはまった一枚かも。このベルセバもこれまであまりきちんと聴いたことがなく、これを機に以前のものも聴かねば…と思わされております。
という3枚でしたが、やはり3つともイギリスのバンドというところに好みが出ているような…。昨年、フランツ・フェルディナンドにはまって以来、同時代の音楽もだいぶ聴くようにはなりましたが、それでもやっぱりアメリカよりはイギリスなんですよね。この辺りは多分に趣味の問題なんでしょうけどね~。
プライマル・スクリーム、数ヶ月前にジャケットだけ見て買いました。
bone-shakerさんが言うとおり、70年代前半のストーンズ風ですが、中にはマンドリンを使った曲や、昔のU2風の曲(4曲目か5曲目)などもあったような。私にとっても非常に聴きやすい作品です。
「ベルセバ」は知りませんが、メランコリックで気だるい感じというのがイギリスらしいのでしょうか。興味ありますね。
最近全然音楽ネタを書いていなかったのですが、bone-shakerさんの記事に触発されました。(笑)
by うつぼ (2006-08-26 00:42)
utsubohanさんもプライマル・スクリーム買われてたんですね!
で、このアルバムでは確かにマンドリンが非常に効果的に使われてますよね。個人的にも、マンドリンを使った1曲目と9曲目がお気に入りだったりします。昔のU2風の曲というのも、言われてみれば確かに…という気がしてきました。
ベルセバも超おすすめですよ。メランコリックで気だるいのがイギリスというわけではないのですが、少なくとも彼らの本拠地グラスゴーは非常にメランコリックな街(と天候)なので、曲調もその影響なのかなぁと。例えて言うなら、Velvet Undergroundをもう少しポップにしたような感じなんですよね(例えが古いな…)。
by bone-shaker (2006-08-27 00:09)