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懐かしい世界の新聞 [scotland]

ワールドカップは終わったものの、なかなかに忙しい日々が続いております。今月だけでも友人の結婚式が立て続けにあったりしまして、この2週間のうちに東京に名古屋に慌しく行っておりました。おかげでなかなか疲れも取れず、また金銭的にも辛い今日この頃でございます(苦笑)。

 

さて少々前の話ですが、懐かしい新聞を手に入れてしまいました。

 「The Scotsman」紙

 

と言っても、写真からもわかるように新聞というよりは、新聞のコピーです。実は、世界の新聞がリアルタイムにプリントできるサービスというのが大阪にありまして、そちらで手に入れたのです。

NEWSPAPER DIRECT http://www.bookshop.co.jp/osaka/news/

 

↑のウェブサイトにもあるように、それこそ世界中のあらゆる新聞をこうしてプリントして購入することが出来ます。高級紙にタブロイドにスポーツ新聞など種類もいろいろです。ただし、値段はちょっと高めですが…。にしても、キヨスクでも買える「USA TODAY」をわざわざここで買う人がいるのかはかなり疑問な気も。

 

 同紙スポーツ面

 

で、この「The Scotsman」(本社エディンバラ)もスコットランドの新聞としてしっかり手に入ります。残念ながら、スコットランドのもう一つの大手高級紙である「The Herald」(こちらはグラスゴーに本社)は入手不可ですけどね。

でも、イギリスの新聞の場合は、新聞本編に加え別冊まできちんとプリントしてくれます。イギリスではスポーツ、不動産、車、旅行、そして求人といった情報は、別冊にて日替わりで特集されることが多いのですが、それもきっちり読めると言うわけ。ローカルな情報とかを読むと、ついつい懐かしい気分になったりも(笑)。

 

さて、写真のこの新聞ですが、日付は7月7日付けとなっています。日本では七夕ですが、実はこの日は昨年のロンドン同時多発テロの日でした。よって、この「The Scotsman」の第一面は、テロ犯の犯行予告映像が事件1周年を期に公開された件の記事と写真になっています。

で、思えばちょうど昨年のこの7月7日の翌日に、私は用事があったためにグラスゴーよりロンドンまでに行く予定となっていたのです。このテロの余波で、ロンドン行きは延期となったものの、結局その翌週行かざるを得ない事情になりました。惨事から1週間経ってはいましたが、標的となったキングス・クロス駅やシティ周辺はまだまだ物々しい雰囲気が漂っていたのをよく覚えています。

 

で、その時のことですが、(恐る恐る)地下鉄に乗っていると、一人の初老の男性が乗客に何かを配っていました。私も一つもらったのですが、それは…

というステッカーでした。

 

これ、モチーフは当然↓です。

 ロンドン地下鉄(=Underground)の表示

 

あるいは、↓のようなお土産グッズもよく見ますが…。

 「ホームと車両の隙間にご注意!」の意味

 

これはきっとその男性のロンドンっ子としての意思表示なんでしょうねぇ。でも、それをこの手のブリティッシュ・ジョークに絡めてスマートに表してしまえる発想力にはただただ感服するばかりでした。地下鉄も頻繁に運行停止したりでまだまだ物々しいロンドンでしたが、良いものを見たと思わせられた瞬間でしたね。

 

ということで、懐かしい新聞を読みながらそんな記憶を思い起こしたりしてました。


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クリス

あれからもう1年経ったとは、嘘みたいな話やね。あの前の日に、ロンドンからグラスゴーに戻ってきてたから難を逃れたことを思い出したよ。私も、Londonerのセンスの良さと個性ある表現の仕方、見習いたいところやね。
by クリス (2006-07-23 02:28) 

bone-shaker

そうそう、あの時はお互いに前後の差はあれ一日違いで難を逃れたんでしたね~。気がつきゃ、これももはや1年前の話ですよ。それにしても、このステッカーのセンスの良さには本当に唸るばかり。転ばされてもただでは起きないLondonerの意地を見た思いですよ。
コメント&nice!毎度どうもです~!
by bone-shaker (2006-07-23 23:58) 

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